カラコンが入らない状態とは、装着方法やカラコンに間違いや異常があるということです。おしゃれや美容に興味があるので、カラコンを取り入れてもっとおしゃれを楽しみたいものの、うまく装着できずに悩んでいる人もいるでしょう。この記事では、カラコンをスムーズに装着する方法などを詳しく紹介しますので、参考にしてください。

カラコンが目に入らない原因を知ろう

目にうまくカラコンが装着できない原因を、9つ解説します。

カラコンのサイズが合っていない

自分の目に合うサイズを選ぶことが大切です。サイズが合わない場合は、サイズを変更するだけで装着しやすくなることもあります。サイズはDIAと表記され、カラコンの直径を表します。一般的なDIA範囲は13〜15mm位で、初心者にはDIA14mmがおすすめです。瞳(黒目)が小さく感じる人はDIAが小さめのものを選ぶとよいでしょう。

指先に水気が残っている

指先が濡れているとカラコンが指につきやすく、目に入りにくくなります。カラコンを触る前には、手や指先の水分を拭き取ってから触りましょう。ケースからカラコンを取り出す際には、水分を切りすぎないようにして、時間を置かずに装着します。目が乾燥していると感じる場合には、目薬を目やカラコンに差すと装着しやすくなります。

爪が長い

長い爪は、カラコンを装着する際に邪魔になります。また、カラコンや目を傷つけるなどのトラブルが起きやすくなります。爪は、できるだけ短く切りましょう。爪が切れない場合には、レンズを指の腹にのせると装着しやすくなります。

カラコンの裏表が逆になっている

レンズには裏表があり、逆になっていると目に入りにくくなります。万が一装着できても、違和感があり目によくありません。カラコンを横から見てお椀のようなカーブになっていれば問題ありません。

カラコンにまつ毛があたっている

カラコンを目に近づけた際に、まつ毛が邪魔をしてうまく装着できないことがあります。まつ毛があたらないようにするには、上下のまぶたを指で広げておさえて装着しましょう。上下どちらかを指でおさえるだけでは、うまくいかないこともあります。

瞬きをしすぎている

カラコンに不慣れな場合、カラコンを目に入れることが不安になり、無意識に瞬きが多くなる人もいます。瞬きを止めるには、指で上下のまぶたをおさえると装着しやすくなります。

目の開き具合が足りない

カラコンを装着する際に、目の開き具合がたりないとカラコンが目に入りにくくなることがあります。下まぶたはカラコンをのせた手の中指で下に引くようにおさえ、逆の手は人差し指か中指で上に引きながら目を大きく開いて装着する方法がおすすめです。

目とカラコンの間に空気が入っている

BC(ベースカーブ)の数値が小さいと、目とカラコンの間に空気が入りやすく装着しにくくなることがあります。BCとは、カラコンのカーブを数値化したものです。BCが小さいと、装着できても違和感や、充血・炎症の原因になります。購入する前には、必ず眼科でBCの測定をしましょう。

カラコンや目が乾いている

カラコンや目が乾いていると、目にカラコンが入りにくくなります。装着できても違和感や痛みの原因になるので、気になる時にはコンタクト専用の目薬で水分補給するとよいでしょう。気になる時には、コンタクト専用の目薬で水分補給するとよいでしょう。

目に入らない場合|カラコンの正しい装着方法を確認しよう

カラコンを正しく装着する方法と外し方について、紹介します。

装着前にすること

安全にカラコンを装着するためには、手指を石けんで洗い清潔にしましょう。次に手指に残る水気をタオルなどで拭き取ります。手指の水気を拭き取ったら、カラコンを指の腹で優しくすくい上げ、水分を軽く切ります。カラコンに傷や破れなどがないか、よく確認しましょう。

付け方

カラコンの正しい装着手順は以下の通りです。

  1. カラコンを人差し指にのせます。
  2. 上まぶたは逆の手の人差し指か中指で上に、下まぶたはカラコンをのせた手の中指で下に大きく引き、目を大きく開きます。
  3. 人差し指にのせたカラコンを目の上に乗せます。鏡を正面から見ながら装着すると入れやすくなります。
  4. 目にカラコンをのせたら、瞬きをして安定させます。目に違和感がないことも確認します。

ポイント

カラコンをうまく装着させるには、まぶたを手で押さえて目を大きくしっかり開くことが重要です。また、装着直後に激しく瞬きをしすぎると外れることもあるので、瞬きはゆっくりしましょう。

外し方

カラコンが目に入りにくい場合、外すのに苦労する人もいます。

  1. 装着前と同様に、手を清潔にして水分はしっかり拭き取っておきましょう。
  2. 鏡の前で少しあごをひき、カラコンの位置を確認します。
  3. 指でまぶたをしっかり広げます。
  4. まぶたを大きく広げたまま、人差し指と親指で優しくカラコンをつまみ外しましょう。

注意点

カラコンが目に張り付いている、乾いていると感じる場合は、目を傷つけることもあるので無理に外そうしてはいけません。コンタクト専用の目薬を指して潤すことでカラコンが外れやすくなります。

カラコンが目に入らない場合に試したい方法

カラコンが目に入らない時におすすめの方法を紹介します。

装着液を使用する

カラコンが目に入らない時には、装着液を使用すると装着しやすくなります。装着液は目薬と異なり、カラコンの目に触れる側に直接垂らして潤いを与えます。装着液はスムーズな装着のためのものですが、乾きを防ぐために保湿成分の入ったものもあります。

専用の器具を使用する

指でカラコンを装着しにくい人には、専用の器具がおすすめです。指を使わずに専用の器具で着脱できます。

眼科を受診する

色々自分で装着方法を試したもののうまくできない場合は、眼科を受診しましょう。自分の目にカラコンのサイズが合っていない場合には、BCなどの計測をします。また、正しい付けはずしの練習や指導もしてくれます。目に違和感や痛みがある場合には、できるだけ早く眼科を受診してください。

まとめ

カラコンは、サイズが合っていることやカラコンが正しい状態にあること、まぶたの開き具合などさまざまな条件が揃わないと、スムーズな装着はできません。うまく装着できない時は、落ち着いて1つひとつ確認して装着しましょう。それでもカラコンが装着できない場合は、眼科を受診してください。

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